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2006年3月19日 (日)

3月は引っ越しの季節

 いつも当ブログをご愛読いただきありがとうございます。おかげをもちましてアクセス数も10000件に迫りつつあるのですが、さまざまな見地から鑑みまして、このたび当ブログを引っ越すことになりました。しばらくこのページは残しますが、基本的に今後、更新作業を行う予定はありません。
 常連の皆様方には大変ご不便をおかけしますが、今後はこちらのブログにて、装いも新たに、より見応え読み応えのある執筆を続けていく所存ですので、これに懲りず訪れていただければ幸いです。
 新サイトへの皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

                     ADAKEN

新サイト「オタクの目」

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ヒロインに欠かせないのは「笑顔」

 轟轟戦隊ボウケンジャー、Task5はボウケンピンク・西堀さくらの活躍編。
 ネガティブ・シンジケート、ダークシャドウとプレシャス争奪を巡る戦闘中、プレシャスは思わぬ流れから近くを通りがかった少年の手元へ。プレシャスを取り返しに向かったピンクは、追っ手の攻撃をかわすため、プレシャスを大事に持っているよう少年に依頼する。「ヒーローのため」と快く引き受ける少年。だが、戦闘が終わってプレシャスを受け取ろうとするさくらを、少年は信用しない。さっきの変身姿の「ヒーロー」ではなかったからと悟ったさくらは、あわてて物陰に隠れて変身し直すが、その隙に少年はいなくなってしまう。
 ようやく少年を見つけたさくらは、少年からプレシャスを取り返そうと、あの手この手と試みるが、笑顔で向き合えないばかりにどれも空振り。そうこうしているところへ再び2人の前にネガティブが現れる。追い詰めてくる敵を前に少年を勇気づけようとするさくらだが、彼女の不安そうな表情にかえっておびえてしまう。「おかしくもないのに笑えません」といってはばからなかった彼女は、勇気を出して精一杯の笑顔で少年を諭す。そして必死に守ろうとするさくらに、少年の信頼感が生まれる。
 しかしプレシャスは敵の手に渡り、怪人タクミガミ(頭が工場?)はそのプレシャスを使って巨大戦車ビオパンツァー(どう見ても戦車に見えない)に変身。ボウケンジャーの基地からは新マシン・ゴーゴーショベルが発進。さくらは自らのミスが招いた窮地を自分だけで乗り切ろうとショベルに乗り込み、戦車の攻撃を食い止めようとするが、戦車が破壊した鉄塔が少年の頭上に。あわやというところにボウケンレッドの救いの手が現れ、難を逃れる。そしてほかの仲間と合体してタクミガミを倒し、ミッション終了。怪人の手から離れたプレシャスを再び拾った少年は、今度は何の躊躇もなくさくらに手渡す。そしてさくらは心のそこからの笑顔を見せるのであった。

 30作を数える戦隊シリーズがほかのヒーローものと違う特徴の一つに、女性が必ずメンバーにいることが挙げられる。そもそも第1作「秘密戦隊ゴレンジャー」の「ゴレンジャー」という名前、オーディションで小牧リサの太ももを見て、プロデューサーの平山亨が「モモレンジャーでいこう」と思いついたことに端を発して後から付けたものという。つまりヒロインがいてこその戦隊シリーズなのである。
 いま、必ず女性がいると述べながら、唯一の例外に「太陽戦隊サンバルカン」というのがあるのだが、この放送当時、女の子を持つ親から「戦隊ごっこで男の子から仲間はずれにされてしまう」との苦情の投書がかなりあったそうだ。
 そんな戦隊ヒロインも、この西堀さくら役の末永遙と間宮菜月役の中村知世で実に40人を上回る(イエローフォー×2、スワンさんやマジマザーなど解釈は多様なので確定数は難しい)。初期の作品では格好いいお姉さん。その後、けなげに戦いながらもあわやのピンチに陥るところをレッドに助けられるというキャラクターが、ヒロインの典型となっていった。しかしここ数年は、ピンチに陥りつつも自分の力で克服する、強いヒロイン像が顕著になりつつある。今回のボウケンピンクもそうした流れを汲むものだが、それをさらに強力にした形である。そんなハードなキャラを作り上げたうえで、あえて最初の活躍編でまったく正反対の「笑顔」にこだわった今回のエピソード。実におもしろい冒険だった。

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2006年3月17日 (金)

もっと本気になれよ!

 ワールドベースボールクラシック(WBC)、日本が韓国に負けた。なぜだ!?(坊やだからさ)。
 いや、答えは至って簡単。韓国は日本より本気だった。ただそれだけだと思う。「お国のために」という言葉に、韓国の国民というのは非常に敏感だ。それは、そういうものにどこか醒めがちなわれわれ日本人の目には、時に狂気の沙汰にさえ映るほどだ。それを裏付けるように、きょうの試合でも、球場はアメリカだというのに、まるでソウルの街中かと思うほどのすさまじい「テーハミンクク」のコール。一帯彼らはどこから湧いて出てきたというのか。
 もちろん、韓国の本気さはスタンドだけではなかった。先発ピッチャーは韓国のメジャーリーガーの筆頭格・パク・チャンホ。メジャーでは主に抑えや中継ぎが専門の投手を、のっけから繰り出してきた。試合中盤にかけて、少しでもピンチになりそうな場面になると、元メジャーリーガーや日本のプロ野球経験者など看板投手を惜しみなくつぎ込んで日本の打線を押さえ込んだ。韓国の得点そのものは日本のミスから転がり込んできたものであり(本来なら韓国側が走塁で大チョンボをやっていたところなのだが)、特筆すべきものではないが、こうした堅実な継投策に、歴史的にも実力でも上とされてきた日本を越えたいという執念がひしひしと伝わってきた。さらに彼らの尻を叩いていたのは、「これに勝てば兵役免除」という切実な事情だった。
 これに対して、日本は本気になりきれたなかった。むろん、イチローをはじめ日本の選手個人個人は必死だったはずだ。先発の渡辺も、去年までチームメイトだったイ・スンヨプに対してこそ不安な配球があったが、東京ドームでの韓国戦の時よりよかった。しかし、この試合に負けたら終わりというチームにしてはあまりに無策だったのではないだろうか。韓国投手陣に関する情報も、各選手たちはどれだけ真剣に向き合っていたのか大いに疑問だ。
 さらに言えば、本気で勝つためのチームというものを、日本は作り得なかったということなのだろう。松井秀喜がいない、井口資仁がいない、城島健司がいない、金本知憲がいない、高橋由伸がいない。開催時期のタイミングという点をふまえればさまざまな事情が障壁になる。各球団の事情、個々の選手自身の考え方など・・・。だが、きょうの敗戦を見た彼らは果たして何を思うだろうか。
 こうした事情は、おそらく米国でも同じだろう。とりあえず準決勝には出られそうな米国だが、韓国には完敗し、日本にも審判の助けがないと勝てないというふがいなさに、ファン、関係者いずれも、考えるところはあるだろう。これもまた、米国のチームが本気で勝つチームを作れなかった結果だ。
 日米両球界とも、今後何をするべきなのか必死で考え直す方向へ動くなら、非常に意義深い第1回WBCとして歴史に記されよう。

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2006年3月14日 (火)

押上が世界一に?

 懸案だった第2東京タワーの建設地が墨田区押上1丁目決まったそうだ。具体的には東武伊勢崎線業平橋駅付近となる。地上600メートルと東京タワーのほぼ2倍。ついに墨田区が「世界一」を名乗ることになるとは、長生きはするものだ。
 東京タワーといえば、モスラが繭を作って成虫になった場所として有名だが、今度のタワーはなんと言っても600メートルである。東宝ではゴジラシリーズは一昨年の「ゴジラファイナルウォーズ」で閉じたらしいが、是非完成の暁には、ゴジラ、モスラ、キングギドラ、さらにはラドン、バラゴン、ジャイガンまで、オールスターこぞって襲いに来て欲しい。ついでに六ヒルやアキバUDXなども踏みつぶしてくれるとすっきりするのだが。

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2006年3月13日 (月)

がんばれ神田食堂、ラホール、さんぼ

akiba2  秋葉原再開発の要と言うべきランドマーク、秋葉原UDXビルが9日、オープンした。このビルの完成により、同再開発事業は一部をのぞきほぼ完了したことになる。残るはヤマギワ電気本店跡地と、ヨドバシカメラのはす向かいの一帯だけである。旧来からのアキバ愛好者のわれわれにとっては、また一つ、アキバらしからぬアキバが増えたと言うべきかも知れない。
 UDXビルの最大の売りといえそうなのは「東京アニメセンター」だが、一般公開はまだ少し先のようだ。従って一般人が立ち入ることができるのは2回中央部のイベントステージと、1~3階の飲食店街くらいである。
udx4  ここ数年、都心部でこの手の大規模施設がオープンすれば大挙して人が押し寄せ、ラーメン屋などには長蛇の列ができるのが常である。丸ビルしかり、六本木ヒルズしかり、カレッタ汐留しかり、ヨドバシカメラ・アキバもまたしかり。ところがこのUDXに限っては事情が違うようだ。左の写真は10日、金曜日の夕刻の様子だが、ごらんの通り人はまばら。行列どころか店員の手持ちぶさたが伝わってくる。翌11日も行ってみたが、アキバにはまこと似つかわしくないカポーどもが闊歩していたものの、待ち時間を要する店は特に見受けられなかった。たいした宣伝もしていなかったこともあるかも知れないが、それだけではなのではなかろうか。udx2
 そもそもこのUDXと、昨年完成した秋葉原ダイビルが立っている場所はかつて、神田青果市場があった(そもそも秋葉原駅は貨物専用駅に端を発している)。その名残とも言うべき大衆食堂や牛丼専門店が、未だに数店、生き残っている。秋葉原の消費者の大多数を構成しているわれわれオタクどもは、そうした古き良きアキバの飲食店を愛好してきた。ヨドバシカメラの中のしゃれたインドカレーの店よりも、狭っ苦しいラホールの方が愛着があり、光麺よりも小汚い九州じゃんがらラーメンに行列を作るのである。
UDX1 そうした文化の中に六ヒルや丸ビルにあるような「名店」を仕立ててみても、そう簡単に人々はなびかないのであろう。私は試しにと思って1階にある上海バールとかいう店のオープンテラスで焼きそばを食べたのだが、窓の向こうに見えた「神田食堂」がなんともいとおしく感じてしまった。

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2006年3月12日 (日)

戦隊の原点はカレーにあり

 轟轟戦隊ボウケンジャー、Task4はボウケンレッド・明石暁(たこ焼きとちゃうで)の過去にまつわる話。頼れるリーダー・暁にはかつて、ミッション中に仲間を失ったというつらい過去があった。そんな悪夢を引きずりながら、新たなミッションに出動する暁らボウケンジャー。しかし、敵との戦いのさなか、敵の使うプレシャス、異常気象発生装置が暴走し、レッド以外の4人がマシンごとなだれの中に生き埋めになってしまう。仲間を失う悪夢を繰り返すまいと、暁は体に負担のかかる新マシン・ゴーゴードリルで再び出動し、見事に4人を救出、プレシャスを破壊してミッションを完了する。
 と、30分の物語を一気に1パラでまとめてしまったが、大事なポイントがいくつもあった。まず、悪夢にうなされながら暁が口走った「キョウコ」という失った仲間の名前に、微妙な反応を示すサブチーフの西堀さくら(ボウケンピンク)。着ていた上着を暁の上に掛け、基地の外へ出て行く彼女の気持ちはサブとしての気遣いか、それとも・・・。
 雪崩で埋もれたあと、レッドを信じろと呼びかけたのも彼女。それもリーダーへの信頼感+「?」・・・?それにしても、しりとりで「コルト45」って。
 一方、暁が以前のミッションで失ったというその仲間「マサキ」と「キョウコ」。果たして出番は今回だけか。ネガティブ・シンジケートの一員となって暁の前に再びとか(それじゃジェットマン)、今後の布石になりそうな予感。
 そして、ゴーゴードリルの出動場面。地中に潜るゴーゴー・ビークルということだからか、地下鉄の線路(銀座線?)を通って現場に向かう。かつて、試合中の後楽園球場がせり上がって中から母艦が出てくる戦隊があったが、これくらい飛び抜けた演出がないと特撮はおもしろくない。
 さらに、危険なプレシャスを排除するため、隊員たちが乗るビークルもろとも自爆させよと非常な指令を下すサージェス財団の「ミスター・ボイス」。声の主を演じるのはベテラン声優田中信夫。「コンバット!」(現在NHKBS2で放映中)のサンダース軍曹や水曜スペシャル川口浩探検隊のナレーションでよく知られているが、「秘密戦隊ゴレンジャー」の初期のナレーションがこの人であったことを覚えている方は意外と少ないのではなかろうか。

 先週予告したとおり、エンディングコーナーで歴代のスーパー戦隊を紹介するコーナーが今週から開始。まずは初代・秘密戦隊ゴレンジャーが登場。
 そういえばこの頃のドラマは1年以上続くのが当たり前という時代だった。太陽にほえろしかり、Gメン75しかり、仮面ライダーもまたしかり。例に漏れずゴレンジャーも約2年、話数は84に上った。この時代の作品が今でもわれわれの記憶に色濃く残っているのは、長々とやっていたことによるところが多いのではないだろうか。
 ボウケンジャーのメンバーが先輩戦隊を紹介しながら、各番組の特徴を小ネタで表現していく趣向のようで、今回はボウケンイエロー・菜月がカレーライスを食べていた。やっぱり黄色はカレーだね。そういえば、イエローの変身ポーズにはキレンジャーのオマージュが含まれているそうだ。

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2006年3月10日 (金)

NIFTYふざけるな!!!!!!!!

 昨日からきょうにかけて、書かなければならないことがいっぱいあった。ついに明らかになった「Origami Project」の概要、いよいよ秒読みに入ったHD DVD機器発売に関する情報、きのうオープンした秋葉原UDXのリポート、昨日買ったゲーム「天下人」に関する突っ込み、大河ドラマ「功名が辻」における長澤まさみのエロさについて、などなど。だが、きょうはそれらをさしおいても言っておかなければならない大事なことがある。

 おいこらNIFTY!ええ加減にせえこら!!何回トラブッたら気が済むねん!!!ただでやっとんのとちゃうやぞ!!!!金払ってんやぞ!!!!!少しは学習せえ!!!!!!ゴラァきいとるんか社長!!!!!!!責任者全員オモテに出てきて土下座せい!!!!!!!!

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2006年3月 8日 (水)

Origamiの、正体見たりバ○オU?ザ○ルス?

 米国時間の3月9日(日本時間ではおそらく10日未明)に発表されるらしい、マイクロソフトの「Origami Project」だが、噂と憶測とガセネタが世界中を飛び交っているようだ。
 マイクロソフトの予告サイトにはしらじらしいフラッシュムービーが流れているだけのように見えるが、マウスを右クリックしてソースを調べると「Origami Project:  the Mobile PC running Windows XP」の文字がくっきりと見える。さらにインテルも、Origami関連を匂わす謎のサイトを立ち上げ、周囲の好奇心をあおっている。
origamibig  そんなウィンテル陣営につられたか、このような、何とももっともらしい画像が出回っている。

 どうやら書くニュースなどを総合すると、当初私(=XBOX360所有者)が期待していたXBOX対応の携帯ゲーム機や、iPodのようなプレーヤーではなく、早い話が、超小型のXPパソコン(それバイオUじゃん)で、5万円そこそこで買えるものというのが、無難な見方のようだ。

 と、思わせぶりに書いてみたのだが、実は仕事の関係で、先ほど本物の写真を見ることができた。
origami  それがこれ。5月には発売するらしい。第一印象は「な~んだ」。以上。

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2006年3月 7日 (火)

30人目のブルーに期待大!

 1日遅れたが、轟轟戦隊ボウケンジャー第3話のレビュー。
 3回目にして、ようやくブルーの存在がはっきりわかることが出来た。正直ほっとした。元エージェントで、諜報活動のエキスパート。香水を使うなど身だしなみにこだわるが、女には甘い。先にここで書いた最近のブルー像=クールなしっかり者というのとは違う、新たなブルーの登場だ。
 そのボウケンブルー・最上蒼太を演じるのは三上真史くん。映画「スイング・ガールズ」で、ヤンキー崩れの自動車修理工兄弟の弟役(泣きながらフォークソングを歌っていた)を演じていた彼だ。同映画を10回以上見た私としては、二つのキャラのギャップがおもしろくて仕方がない。演技力もなかなか、今後ライバルになりそうなネガティブ・シンジケートのくのいち・風のシズカ(朝ドラのタイトルじゃありません)との絡みも楽しみだ。
 その風のシズカを演じるのは山崎真実。かわいくてスタイル抜群の容姿に加え、新体操が得意というトップ・グラビアアイドルだ(今発売中のサブラのカバーガール)。 最近のヒロインはアクションができないと嘆く声が多いが、また割りもお手のものという彼女なら、きっとやってくれるはず(ってなにを?)。

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2006年3月 5日 (日)

演歌とアキバ

 久しぶりに秋葉原に行った(といっても10日ぶりだが)。
 日曜日のアキバの歩行者天国はいまや、コスプレギャルのゲリラ撮影会場と化す。そんな人波の間をかいくぐりながら徘徊していると、ヤマギワソフト館の方向から違和感のある音楽が聞こえてきた。
enka  行ってみると、ギャラリーの中心に立っていたのはまじめそうなスーツを着た演歌歌手がマイクを持て歌っていた。いわゆる営業なわけだが、歌手の名は「山内惠介」。知らん。歌っていた曲は「船酒場」。聴いたことがない。だが、上手い。歌い終えると司会者が出てきて短めのトーク。作詞が星野哲郎と紹介があるととなりの若者が「999のか」とまじめに反応していた。間違っているがアキバ=オタクとの意外な接点を発見した。
 そのすぐ裏ではメイド姿やらナース姿やらのギャルどもがポーズをとりながらカメコに囲まれ、別の方向では正体不明の劇団側毛の若欄パフォーマンスしてたりするアバンギャルド(死語?)な空間で、まったく系統の異なる演歌の営業。申し込んだ事務所も、それを受け入れたヤマギワソフト館もむちゃくちゃというか勇気ある決断というか・・・。ただ、ギャラリーの心はつかんでいた。
   ひょっとしたらこの山内惠介、数年後には紅白で歌っているかもしれないゾ。

akiba5    ちなみに私のすぐ後ろでは、バニラムードを崩したような(失礼!)弦楽3重奏のお姉さんたちが。
 アキバのエンタメは幅広い!

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2006年3月 2日 (木)

さらばasahiパソコン

 正直な話、びっくりした。普段通りに何気なくコンビニの雑誌コーナーで手に取ろうとした「asahiパソコン」。表紙が真っ赤。引き出してみると中央に「終了してもよろしいですか」というウインドウの絵。異様な装丁のその本を開くと「休刊」という文字が。しかも通算399号という何とも狂おしい数字での終止符。苦渋の決断だったことがよくわかる。
 いま雑誌業界では、2007年問題というのが騒がれていると聞く。団塊の世代が一斉に定年退職を迎えるのがこの時期から始まるとされているわけで、日本経済全般に及ぶ問題でもあるのだが、雑誌・出版業界にとっては一大転機になるというのだ。何となれば、駅の売店でスポーツ紙や雑誌を買って電車の中で読むというのは、これまでごくありふれた情景だったわけだが、それを支えてきたのが団塊の世代である。その人たちが定年を迎えれば、通勤電車に乗ることもなくなり、駅での販売部数も当然その分、減ることになる。

 実際、現状を見渡せば、電車の中で雑誌を読んでいる人は意外なほど少ないことに気付く。代わってありふれた情景となっているのは、ケータイ電話の画面にのめり込んでいる乗客の姿である。
 NHKの「BSマンガ夜話」などでおなじみのオタキング・岡田斗志夫氏が先日あるイベントで話していたが、いまの一般家庭では、本棚がない家が増えているのだそうだ。マンガも雑誌こそ買っても、単行本にまで手を出すのはそれだけで「マニア」「オタク」になってしまうのだそうだ。
 そんな、ただでさえ売り上げが落ちている雑誌業界において、パソコンなどデジタル関連を扱う雑誌はさらに深刻だ。新製品などの情報は、メーカーから発表される前からネットにいくつもアップされ、日々更新されていく。こうしたものに興味がある消費者は当然、ネットで情報を求めていくわけで、そこに雑誌が介在する余地はほとんどない。「asahiパソコン」のような月2回発行というタームではとても追いつかないのである。
 そうした雑誌が生き残る道は、速報性のある内容ではフォローしづらい、より専門性の高い、密度のある情報を書きつづっていくくらいしか残されていない。しかし、「asahiパソコン」は駅の売店においてあるような、専門的な話までは求めない客層が相手の雑誌である。もはや時代がその存在を許していないのである。
 思えば今日のような、マニアではなく一般の人々がパソコンやデジタル家電に興味を持つようになる一助となったものの一つが「asahiパソコン」だったと思う。こうしたメディアが導き出した結果が、そのメディア自らの存在を拒否してしまうという現象に至ってしまったのは何とも皮肉な話である。

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県庁の星

 かつて伊丹十三監督の「スーパーの女」という映画があった。スーパーマーケットに通うのが日課の中年の主婦が、スーパーを経営している幼なじみの男の誘いがきっかけで、寂れた店を立て直していくというサクセスストーリーだ。数ある伊丹作品の中でも最高傑作の喜劇だと私は思っている。
 その最高傑作の雰囲気を漂わせつつ、まったく違う切り口で作った作品が、西谷弘初監督作となる「県庁の星」だ。(以下ネタバレあり、見たくない方はスルーしてください)
 某県が立ち上げた一大公共事業の実現に向け、民間企業との人事交流と銘打って地場の寂れたスーパーに派遣されたエリート官僚・野村(織田裕二)。その教育係に指名された“裏店長”の異名を持つパート従業員・二宮(柴咲コウ)。
 役所の仕事との勝手の違いにとまどう野村は当初、二宮ら従業員と対立。店の問題点を指摘した改善プランを作成するも、全員からそっぽを向かれ、自分のアイデアで企画した高級弁当も大失敗。そんな折、ある事件をきっかけに県の方針が変わり、野村は出世コースから外され婚約者からも離縁され、孤立のどん底に突き落とされる。一方スーパーでは、経営管理のまずさから保健所や消防署などに改善命令を突きつけられて窮地に立たされる。二宮はわらをもすがる思いで、野村が残した改善プランに目を通し、行方知れずだった野村を見つけ出し、スーパーに呼び戻す。そこから、スーパー再生のための大作戦が始まる・・・。(中略)
 やがて県庁に戻った野村は、スーパーを再生させた経験を生かして巨大公共事業の無駄を暴き、計画の改善を主張する。そして・・・。

 と、ざっとこのような内容。
 売れ残った惣菜を生かして安い弁当に流用するというネタが出てくるが、まさに「スーパーの女」からの“インスパイア”だろう。店員のユニフォームのデザインなどもだいぶ同作品を意識しているように思える。
 また、挫折して行方不明になった野村の居場所を、二宮が何の問題もなく見つけ出してしまうという設定にはどうしても無理がある。さらにその場で二宮が野村に風邪薬を渡すというのもずいぶんと用意がよすぎる。
 そんな、いくつかのつっこみどころはあるが、後半にかけてはテンポもよく、満足な作品に仕上がっていたと思う。そして、ハッピーエンドをちらつかせつつも、最後の最後、「現実は映画のようにはうまくいわけではないぞ」という作り手のメッセージが込められた締め方は、何とも心憎かった。

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