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2006年1月28日 (土)

あなたもプチクリわたしもプチクリ

 岡田斗司夫著「プチクリ」を一気に読んだ。
 著者はご存じ「オタキング」。オタク文化に興味を持っている人なら知らない人がいない(ハズ?)のカリスマである。しかし、この本に関する限り、オタクにとどまらず、万民必読の名著である。
 「何かを表現したい」「こんなおもしろいことを誰かに伝えたい」。これがプチクリの原点。「好き=才能」というシンプルな定義。素直に読んで、素直にだまされて、素直に行動に移したくなる内容。さすが「大学教授・岡田斗司夫」だ。
 特定の物事にこだわり、それを深く深く深く探求していくのがオタクの基本という認識が世には広がりつつある。しかしこれとはまったく対照的に、岡田氏がこの本で語っているように、興味を持ったことは手当たり次第に首をつっこんでいくのもオタクの様式なのである。それはオタクを自称する私にも激しく身に覚えがある。自分の興味がある事象を挙げると、特撮、アニメ、PC、AV機器、鉄道、サッカー、阪神タイガース、日本映画(喜劇限定)、大河ドラマ、日本史、なつかしドラマなどなど、挙げ出すと果てしなくなる。そしてこれらの趣味を共有する誰かに自分の気持ちを伝えたい。これはもう言わずもがなのプチクリというわけだ。
 オタク文化に限らず、今自分がものすごくハマっていることを誰かに伝えようとした時点でそれはプチクリなのである。
 こうしてブログを書いているのはまさにプチクリ。そんなブロガーの強い応援の手となる一冊である。

岡田斗司夫のプチクリ日記

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2006年1月27日 (金)

ニンテンドーDSの野望

 わたしの脳年齢はきょう現在、35歳前後である。
 そう、ニンテンドーDSのゲームソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」の成果である。
 漢字書き取りや反射神経を鍛える計算など、ゲームの内容としてはRPGやアクションものに比べて地味だが、その単純さがやみつきにさせる。松嶋菜々子のCMに惹かれてつい買ってしまったのだが、いまではこれをやらないと1日が始まらない生活になっている。そんな魅力が奏功してか、100万本を超えるベストセラーとなり、昨年末に出た続編もまた売り切れ続出の状況のようだ。
 意外なところから生まれたキラータイトルのおかげで、ニンテンドーDSは今、もっとも売れまくっているゲームハードという地位を勝ち取るに至っている。

 いったい1年前、この状況を誰が予想しえたであろうか。ちょうど1年前、携帯ゲーム市場を席巻していたのはソニーのPSPである。秋葉原のどの店に行っても売り切れ。公式サイトでの直販も、予約受付から10秒足らずでソルドアウトという状態が発売日から2カ月ほど続いていた。一方で、先行して発売したDSはどの店に行っても山積みという状態。海外ではDSの売れ行きは好調だったが、国内では「ソニー神話」の前に辛酸をなめていた。だが、買う側も次第に気づき始めた。PSPを買わなければと思わせるほどのキラータイトルがなかなか現れてこないことに。
 その一方で任天堂は、これまであまりゲームに関心を持たなかった40代以上のオヤジ世代を狙った販売戦略を打ち出し、品薄が続くPSPを横目にじわりじわりとシェア拡大を遂げていったのである。
 考えてみれば、PSPによって初めて携帯ゲーム市場に参入したソニーとは違い、1980年代初頭に発売したゲームウォッチから、四半世紀の歴史を持つ任天堂には比べようもない蓄積があるわけで、「大人のDSトレーニング」のような単純なゲームをミリオンセラーに仕立て上げるのは必然ともいえるのである。

 そんな任天堂が二の矢を放った。

ニンテンドーDS上位モデル「ニンテンドーDS Lite」3月2日発売

 これをもって、任天堂はDSの総売上台数を1000万台に乗せる狙いだ。

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2006年1月23日 (月)

「ホリエモン逮捕」に思うこと

 ホリエモンが逮捕された。今現在、我が家から歩いて15分ほどの小菅・東京拘置所の中にいる。この状況を果たして1年前、誰が想像したであろうか。細木数子でさえ見抜けなかったのではないか。
 ちょうど3週間前、ホリエモンがくるくる回っているCMを目にした。それを見ながら、今年のホリエモンは果たして何をするのかなと、妙に楽しみな気分になっていた。だが、その2週間後、事態は一気にひっくり返ったわけである。

 2006年が始まってからまだ23日しかたってないわけだが、今年のトレンドを暗示する事象が次々に起こっている気がしてならない。その事象とは、
 ライブドア事件とそれに端を発した株式相場の下落
 再びの米国産牛肉輸入禁止措置
 亜細亜大学が初優勝を飾った箱根駅伝
 栃東の優勝で幕を閉じた大相撲初場所

 一見何のつながりもない4つの出来事だが、どれも「2006年は2005年の延長ではない」ということをはっきりと示してるといえまいか。
 米国産牛肉の輸入が再開されたのは先月12日。来月には吉野家も牛丼の販売再開を予定したようだが、年が改まって早くも方針転換を余儀なくされる事態になった。
 箱根駅伝は当初、全日本大学駅伝で優勝した東海大学と、5連覇を目指す駒澤大学の争いになるだろうというのが大方の予想だったのだが、復路の8区でいきなりテレビ画面に割り込んできた亜細亜大学が次々と前方の走者を抜き去り、一番乗りで大手町に帰ってきた。
 大相撲初場所は、去年1年間当たり前のように賜杯を受け取っていた朝青龍が序盤から黒星を喫し、新大関琴欧州も前場所の強さが見られず、すっかり忘れられていた栃東の見事な復活劇となった。

 世の中一瞬先は闇とは言い古された言葉だが、去年の実績に基づいた今年の予想などまったく当てにならない1年が、我々を待っているのだろう。

 今年の年末には、アキバに閑古鳥が鳴いていたりして。 

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2006年1月22日 (日)

悪魔が番組の救世主?

 先週から始まったNHKの新番組「つながるテレビ@ヒューマン」。前回放送分についてはここで厳しく批判したが、放送終了後にTBが載ってくれたおかげで、放送翌日の当ブログのページビューは過去最高となるという思わぬ効果があった。
 その恩に報いるわけではないが、2回目の今回は前回よりずっと楽しめた。その最大の要因はなんといっても相撲解説のプロフェッショナル・デーモン小暮閣下の存在だ。閣下の相撲解説は深く専門的でありながら実にわかりやすく、北の●士などのくだらない話よりも聞いていて気持ちがいい。相撲のコーナー以外でも要所要所のつっこみ方も悪魔ならではのグッドセンスだった。
 冒頭の、ホリエモンショックで大損を被った個人投資家の話もおもしろかった。夢の元手を失って落ち込みまくっている人と、ライブドアの復活を信じてやっまない痛々しい楽天家の対照的な表情が生々しかった。果たしてこの2人は来週以降、どんな人生を送るのだろうか。
 西原理恵子画伯の不規則発言は相変わらず。スタッフの緊張が伝わってくる。
 番組進行のグダグダ感は相変わらずだが、下手に平然としない方がいいのかもしれない。先週はどうなるかと思ったが、明るい「きざし↑」も見えてきた。しばし見守っていくか。


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2006年1月21日 (土)

ツボは「筆耕係」

 映画「THE有頂天ホテル」を見た。
 三谷イズム炸裂の、豪華キャストてんこ盛り(こんなベタ表現が実によく似合う)作品である。
 とにかく役者の使い方が贅沢。主役の役所広司を筆頭に、大河ドラマの主役経験者が4人(厳密に言うと5人、役所さんは違うよ)名を連ね、「古畑任三郎」や「新選組!」など三谷作品ではおなじみの面々がこれでもかというぐらいに登場してくる。
 これだけオールスターキャストがそろうと、概して個々の役者の出番はほんのさわり程度とか、単なるサービスカットの寄せ集めになりがちなのだが、この作品ではそんな手抜きを一切許さない。香取慎吾のギターに合わせて西田敏行が裸で踊るシーンや、角野卓造が半狂乱状態で携帯電話を踏みつぶす場面などはもう見事というしかない。ただ金をかけただけのどこかのヤマトとかいうのとは比較にならない。
 また、佐藤浩市が香取慎吾を抱きしめるところとか、佐藤がドアマン姿に扮してが相良一之と絡むシーンなどは、「新選組!」ファンの心をくすぐる。
 中でも感心したのは、筆耕係のオダギリジョー。まず、ホテルに「筆耕係」という身分があることを知っている人がどれほどいるだろう。結婚式の招待状や、宴会場などのとば口に立っている看板などの筆書きを手がけているのだが、おそらく映画やドラマにこの職業が出てくるのはこの作品が史上初だろう。三谷幸喜の執拗なまでの細かい取材のたまものだ。
 オダギリの演技も、意外といっては失礼だが、実にはまっていた。「新選組!」では少ないせりふでクールな役どころの斉藤一を演じたのとは対照的に、今回は職人はだしのまじめで陰気な小心者。今後も三枚目に挑戦して欲しいところだ。

 全編2時間20分と、邦画(特に喜劇)としては異例の長さだが、そんな感じはみじんもさせない軽快なテンポで話は進んでいく。ただ、「あれ?このシーンどういう展開だったんだっけ」とついて行くのに必死な箇所もないではない。もう一度確認したい、そんな気持ちを巧妙に引き出す、にくい作りもかいま見える映画だった。

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2006年1月16日 (月)

ドラマはドラマ、原作は原作

 先週から始まった大河ドラマ「功名が辻」、世間の評判は可もなく不可もなくといったところか(ビデオリサーチの数字はもはや当てにならないが)。先般ここに書いたように、、オープニングの斬新さは図ったように視聴者の虚をついた。一方で「舘・信長」には厳しい声が強い。
 そこで、今後の展開を先取りすべく、遅ればせながら司馬遼太郎の原作を読むことにした。すると、ドラマとあまりにずれていることに驚いた。ドラマの出だしは桶狭間の合戦からだったが、原作は信長が美濃攻めを終え岐阜に居を構えたところから始まる。山内一豊が千代と出会い結婚するのもそのあとであり、一豊が秀吉に仕官するのもこのあとで、千代がそうし向けたということになっている。さらにドラマでは佐久間良子扮する法秀院が一豊の母ということになっているが、原作では千代の母が法秀院で、母娘そろって不破市之丞の元に身を寄せているところから始まっている。
 果たして、これを持って「でたらめなドラマだ」と切り捨ててしまっていいのだろうか。

 かの「電車男」には初出の2chの書き込みを元として、単行本、映画、連続ドラマ、朗読劇など複数のメディアで展開されているのはご存じの通りだが、いずれも元の書き込みとは微妙な違いがある。とくに、元ネタとドラマを比べると、要所は所々押さえているものの、結末までの展開はまるで異なっている。それは、元ネタだけでは11回分のドラマとしてはボリュームが少ないことや、芝居では出しにくい2ch独特の表現といったメディアごとの特性の違いに起因するところが多い。それでも、ドラマはドラマでラブコメディーとしての受けは十分だった。

 そうした意味で、「功名が辻」も、50回続くドラマと文庫本4冊分の原作との間に違いが出てくるのは当然なのだ。むしろ双方の違いを楽しむ姿勢が肝要である(納得できなければチャンネルを変えればよい)。

 と、長々と前置きしたところで、第2回。冒頭、山内を「やまうのうち」と呼ばず「やまうち」と呼ぶ理由を説明。こういうことは最初が肝心だ。そして、いきなり明智光秀(板東三津五郎)登場。このあたりも原作にはないのだが、同じ司馬作品「国盗り物語」に通じる世界観が感じ取れて興味深い。
 第1回では佐久間良子が見事な存在感を示していたが、今回その存在感をものの見事に奪い取ったのは誰あろう、幼少の千代を演じきった永井杏であることに異論はなかろう。戦国の世のさなかであまりに反戦思想が強いという役回りは少々気になる(これは脚本のせいだろう)が、せりふ回しといい表情の豊かさといい、今回でお役ご免なのが何とも惜しまれる。最後の最後に登場した仲間由紀恵も、さぞプレッシャーがかかることだろう。

 その意味で来週が実に心配である。

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2006年1月14日 (土)

つながらないテレビ@ヒューマン

 NHKがブログ連動番組「つながるテレビ@ヒューマン」を放送開始した。
 今年はブログが一気に一般化するのだろうが、公共放送がこうしたことを始めたことで、そのスピードは一段と上がりそうだ。


 と、期待してみたのだが、なんだこれ。

 せっかく開設している番組ブログに、放送中トラックバックが全然つかないとは。荒らし防止のためNHKサイドでコントロールしているのだろうが、これではブログの特性が完全に死んでしまっているではないか。これでは通常の情報番組とさして変わらない。

 テクノラティあたりを見るといま一番使われているキーワードというのがずらっと出てくるのだが、この番組の売りとされる「きざし↑」の中に並んでいる言葉とほとんどかみ合わない。それは特定企業や商品名が出せないというNHKのご都合のせいだろう。NHKスタッフもその辺をわかっているらしいが、それがかえって「プロセッサー搭載」(Macとかインテルとかいえないのか)などという何が何だかわからない言葉になって現れてしまっている。

 そんな制約のせいか、扱うネタがもう一つ楽しくない。唯一うけたのはゲスト・西原理恵子画伯の不規則発言くらい。せっかくNHK選りすぐりの美人アナがそろっているのだから、もっとはじけた内容にして欲しいところだ。

 商品名の扱いなどに特別ルールを設けるとか、視聴者とのインタラクティブ性を強めるとか、もう1枚も2枚も殻を破らないことには、せっかくの試みも短命に終わるだろう。

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今度はウルトラQ同窓会

 時に平成のこどもたちをほったらかしにし、昭和のこどもたちの心をくすぐる「ウルトラマンマックス」。今週もまたやってくれた。
 冒頭、いつもと違う、でも遠い昔に見た気がするオープニングとともに、怪獣はなぜ現れるかをテーマにした討論番組から始まる。討論参加者は、レギュラーの桜井浩子扮するヨシナガ教授と、赤星昇一郎扮する評論家(こいつはどうでもいい)。それにSF作家佐橋健児、演じるはあの佐原健二。その番組を非番のカイト・ミズキ両隊員が喫茶店のテレビで見ている。その店のマスターを西条康彦が演じている。
 そう、佐原健二=万城目淳、桜井浩子=江戸川由利子、西条康彦=戸川一平、ウルトラQ三役そろい踏みである。
 討論番組の放送中、テレビ局に近い渋谷に怪獣ゲロンガ(ネロンガじゃねえのか)が出現。出動命令を受けた両隊員が店を出る間際、マスターが「あの怪獣、歯が一本折れてるでしょ。あれ、わたしが40年前に私がやったんです」と、気になる言葉を伝える。また討論中、佐橋も「わたしは以前あの怪獣を見た」と。
 そして話は1964年、特撮ドラマ「アンバランス」の撮影ロケ現場に飛ぶ。若き日の3人(役者はもちろん別)と監督(満田かずほ、本人役?)らがかたらう。「この番組、タイトルが変わるらしいよ。ウルトラQに」「これからは毎週怪獣が出てくるようになる」などと、トリビアなネタ(オタクには常識だが)や、その後の怪獣ブームを予感させるセリフがぽろぽろと。

 そして、撮影現場のトンネルの中でゲロンガに遭遇。本物の怪獣に驚きつつ、必死で立ち向かう3人の姿を撮影するも、怪獣の吐いた火の玉により映写機ごと灰に。一平が振り回した照明機材が怪獣の歯を砕き、怪獣がひるんだ隙にトンネルを脱出する。

 回想を終えた佐橋は、なぜ怪獣が現れるかについて熱論を展開、「怪獣は人間の想像が生み出し、されやがて想像の中で現実化していった」論理は破綻しているが妙に説得力のあるセリフだ。

 ダッシュの攻撃で渋谷から代々木公園に誘い出された怪獣の前にウルトラマンマックスが登場。途中苦戦するも、喫茶店のマスター=一平がいった言葉を思い出し残っていた片方の歯を折って弱らせ、42年前のロケ現場だった奥多摩山中に運び無事解決。

 ラスト、平穏を取り戻した代々木公園に3人が集う。見上げた空に架かる虹とともに、懐かしい自体で「終」。ウルトラQ独特の世界観と、イマドキの特撮ヒーローものの感覚が見事に融合された作品だった。

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2006年1月 9日 (月)

モバイルシーン大変革の鼓動

 ソニーがこんなものを発売するらしい。

初のワンセグチューナ搭載ノートPC「VAIO type T」

 今やノートPCといえどもTVチューナーがつくのは珍しくないが、モバイルタイプのものではあまり見かけない。電力を消費するなどの点から、このサイズでは需要が少ないからと思われるが、アナログより安定した画面が見られ、電気も食わないワンセグチューナーとの組み合わせなら使えそうだ。ただ、データ放送との絡み方など、ワンセグの本放送が始まらないと不透明な箇所もある。
 ワンセグ対応の携帯電話については、auのW33SAについて以前ここに書いたが、新規契約で2万円そこそことこなれた値段もあり、販売は好調のようだ。すでに試験放送も始まっていて、事実上、購入すればすぐに見られる。画質は通常の地上デジタル向け標準画像よりも落ちるが、そもそも小さい画面で見るものなのであまり気にならない。
 デジタル放送関連の機器というと、ひと頃は発売直後の消費者の反応は鈍かったものだが、「ケータイ」というフィルターを通すと事情は違ってくるらしい。景気がよくなってきているせいもあろうが、ワンセグの浸透はかなり急速に進む気配がある。今年後半にはソフトバンクやイーモバイルなどの新規参入や番号ポータビリティーという波が控えているほか、さらにセブン&アイGのように07年にかけ電子マネー導入をもくろむ流通グループが続々名乗りを上げているなど、モバイルシーンを取り巻く状況はワクワクするほど変わっていくことになりそうだ。

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2006年1月 8日 (日)

横書きとは、思いもよらぬこと

 大河ドラマ「功名が辻」の第1回を見た。
 オープニングは長篠合戦の場面から。信長、秀吉、家康の三傑そろい踏みの華々しさをえさに視聴者の心をガッチリキャッチ、という狙いだろう。年間通じてのクライマックスシーンを第1回の冒頭で見せるという手法は、、「新選組!」以来3回連続だ(2000年の「葵徳川三代」では第1回丸ごとそれ<関ヶ原の合戦>だったが)。
 そしてオープニングタイトルとテーマミュージック。まず驚いたのがタイトルのあとのテロップがすべて横書き。そういえばこれまでこのパターンはなかった。斬新といわれた「新選組!」でさえやらなかった。ハイビジョン画面を意識したものと思えるが、なれるには時間がかかるかも。ただ、悪くはない。さらに音楽。「秀吉」を手がけた小六禮次郎によるものだが、スローテンポから入ってアップテンポに変化していくリズムが背景のCGとマッチして実にいい(ちょっと金曜時代劇のような感じだが)。
 そして肝心の中身。
 展開は悪くない。今川義元の駿府出発から桶狭間に至るまでがあまりにあっさりしていたが、あまりくどくなってしまうと主役である山内一豊の立場がかすんでしまう。おかげで今川役の江守徹の出番が1分足らずになってしまったのは非常にもったいないのだが。
 信長役の舘ひろし、何か物足りない。セリフのトーンが微妙だ。「利家とまつ」の時の反町信長も当初セリフがこもりがちで不評だったが、回を重ねていくうちに好感を持てる役に成長していった。舘信長もこれからか。
 今回一番存在感があったのは一豊の母・法秀院役の佐久間良子だろう。大河ドラマは「春日局」以来17年ぶりだ。こういうベテラン女優がどっしりと構えて若い主人公を支えるというのが大河ドラマの伝統手法だが、去年の「義経」にはそれが少なかったが最大の失敗ではなかったかと改めて感じた。

 そして、主役の一人、山内一豊役の上川隆也だが、いい意味で新鮮さを感じない。久しぶりに安心してみることのできる主役だ。もう一人の主役、千代の子役(ニコニコ日記に出てた子?)もなかなかいい。それだけに来週、仲間由紀恵になるときが心配だ。

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2006年1月 6日 (金)

ゲイツ君、本当だったんだね

 米国のみならず世界の家電業界の1年間のビジョンを映し出すコンシューマーエレクトロニクスショー(CES)が、今年もラスベガスで開幕した。Windows Vistaの実演、ブルーレイ、HD DVD両陣営によるプレーヤーの製品版公開(東芝機の499ドルには驚いた)、パナソニックの103型プラズマディスプレイ、ソニーの82型液晶ディスプレイの展示など話題に事欠かない。その中でもっとも気になったのがこれ。

米Microsoft、Xbox 360に外付けHD DVDドライブを提供

 やはりそう来たか!

 日本の一部報道機関の情報でネット界隈が一時騒然となったのは記憶に新しいが、もうあっさり認めてしまうのか。まあ、ゲーム機能には大きな変化はないということなので、これから出てくるゲームソフトの売り上げに影響はなさそうだ。果たしていくらするのか。単独再生専用機が5万円そこそこということを考えると3万円あたりが妥当に思えるがいかがか。さらに外付けと簡単にいうが、本体とどうドッキングさせるのだろう。さらにHD DVD機に必須となるHDMI端子の扱いはどうなるのだろうか、問題は少なくなさそうだ。

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2006年1月 3日 (火)

大河よりおもしろかった続編

 「新選組!! 土方歳三最期の一日」を見た。
 これほど完成された正月時代劇がかつてあっただろうか。もちろん、大河ドラマで一年間やったあとの続編である分、余計な説明を省けたというアドバンテージはある。そして、その一年間を効果的に活用できるのも利点であろう。だが、連続ドラマの続編でありがちな不自然な設定はまったく見られず(榎本武揚の配役変更にはほっとした)、実にうまく三谷幸喜流がふんだんに盛り込まれていた。
 一番おもしろかったのは、吹越満演じる大鳥圭介の位置づけだった。前半では吹越氏らしく、裏返った声で「ひーじーかたーくん」と幕府の官僚っぽくいやみったらしく応対する。、しかし榎本が決めた降伏という決断に誰よりも悔しがっていることを土方に見抜かれ意気投合。ところが、官軍の奇襲に遭い、土方が撃たれた報を聞いて狼狽し、それまで丁寧に配置していた陣割り用のジオラマをぶちこわして悔しがる姿、すごい演技だった。
 片岡愛之助演じる榎本武揚もよかった。上方歌舞伎の人だそうだが、江戸弁が実にいい。土方とワイン片手に差しで語り、反発する土方をじわりじわり懐柔していく場面は実に見応えがあった。
 そして土方役の山本耕史氏。もう何も言うことはない。個人的にこれほどかっこいいと思った若手俳優は近年いない(山川・・・ry)。最初の場面、「待たせたな」と颯爽と現れるシーン。もうガッチリ心をわしづかみ。もはや土方歳三=山本耕史である。最後、撃たれて死ぬ場面、思いの外あっけないと批判の向きもあるかもしれないが、下手にくどくなく、土方らしい死に方だったと思う。ただ、香取慎吾をあそこで出さなくてもよかったような・・・。

 それにしても三谷先生、やれ「桶狭間」だの「ひよどりごえ」だの、しっかり去年と今年の大河ドラマをにらんだ絡ませ方がにくい。

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2006年1月 1日 (日)

それが紅白の響鬼!

 それにしても紅白には驚いた。鈴木亜美のピッチピチ衣装にではない。なんといっても布施明である。そう「少年よ」、「君の響鬼」である。NHKが、現在他局で放送中の番組を、ここまで前面に出してしまうとは。
 紅白ではこれまで、「キャッツアイ」などアニメの主題歌はいくつか歌われたことはあったが、特撮のそれが歌われることはなかった(間違えてヒーローの名前を叫んでしまったケースはあったわけだが)。それだけでも記念すべきことだが、響鬼だけにとどまらず、威吹鬼、轟鬼に魔化魍まで。
 そして最後のとどめに主役・細川茂樹が登場。もうこれ以上の紅白はあろうか。もう、NHKの英断と、テレビ朝日の寛大さと、東映の熱意に感謝!!

 敢えて言う。白組の勝利はSMAPの歌唱力ではない。響鬼の力である!

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真っ赤に染まった新年の幕開け

 実家の浦和で新年を迎えた。
 最近は元日からでも開けている商店も珍しくなく、都心などでは普段と正月の違いがあまりなくなっているが、普通の住宅が多い浦和の元日はゴーストタウンのように静かだ。
 しかし2006年は違った。
 わが浦和レッズがついに元日の国立の舞台に上がってきたのだ。Jリーグ開始から13年、ようやくこのような形で迎える正月が巡ってきたのである。
 相手は清水エスパルス。高校サッカー選手権ではかつてしのぎを削った宿敵・静岡勢と正月に国立競技場で対峙することになるとは実に感慨深い。レッズはこの1年間、リーグ戦カップ戦を通じてエスパルスを圧倒しているが、きょうは天皇杯。何が起こるかわからない。
reds1  赤いサポーターのたまり場・居酒屋「力(りき)」では、休業返上でどこからともなく人が集まり、熱気に包まれた。
 そして午後2時2分キックオフ。前半から攻め立てるレッズだが、清水のディフェンスは堅い。双方一進一退が続いたあと、前半39分、左サイド・アレックスからのクロスボールを前線に上がっていたセンターバックの堀之内がヘッドであわせて先制。店内は一気にボルテージが上がる。
 ゲームは後半へ。点を取りに行くしかない清水は怒濤の攻めを展開。今度は店内の歓声はため息に変わる。だが28分、細かいパス展開から、今大会全試合で得点をあげているマリッチが振り向きざまのシュート、ゴールネットが揺れた。
 これに対し清水は、ピッチに入ったばかりのDF 市川がミドルシュートを決め追いすがるが、直後に退場者を出しムードは台無し(w)。

reds2  そして歓喜の時は訪れた。上川レフェリーの長いホイッスルが鳴り響いた瞬間、店内は狂乱の渦に。さらに表彰式。国立競技場のひな壇にレッズイレブンが登り、天皇杯を掲げたとき、熱いものがこみ上げてきた。それは、1年1カ月前のJ1セカンドステージの優勝とは比較にならない喜びだった。

reds4 気がつけば店の周りは黒山の人だかり。ようやく一息つき、浦和駅前に行ってみると、今度は長い列が。近くにいた「ASA」のロゴが入ったブルゾンを着た人が「これから号外を配ります」と呼びかけたので最後尾へ。並んだときには前から100人足らずだったと思うが、寒さに耐えて待っているうちにあれよあれよと列の長さはものすごいことに。最初は「お一人様2枚までです」といっていたのが、「すみません、お一人様1枚だけでお願いします」。

reds3  そして待つこと30分、ようやく手に入れたころにはすっかりあたりは真っ暗。でも、前途に明るさを感じさせてくれる2006年の幕開けだった。

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